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　東日本高速道路会社（ＮＥＸＣＯ東日本）関東支社は横浜環状南線の釜利谷庄戸トンネル工事に先立つ技術協力業務を鹿島・前田建設工業・佐藤工業ＪＶに委託した。設計段階から施工者が関与するＥＣＩ（アーリー・コントラクター・インボルブメント）を展開するため、２０１８年12月から公募型プロポーザル方式（技術提案・交渉方式の技術協力・施工タイプ）で優先交渉権者の選定手続きを進めていた。５月20日に３０２８万２４３５円（税込み、以降金額同じ）で契約。10月24日を期限に履行してもらい、価格などの交渉が成立すれば３２０億円程度を見込むトンネル約１９００�bや函渠約３００�bの工事も同ＪＶと契約する。
　釜利谷庄戸トンネル（横浜市金沢区釜利谷町〜栄区上郷町）はＮＡＴＭなどの非開削工法を用いて築造する。栄区側から金沢区側に向かって矩形（本線２本）、馬蹄形２連（本線２本）、馬蹄形４連（本線２本、Ｃ・Ｈランプ２本）の断面構成とする計画で、うちＣランプと本線のパイロットトンネル工事を鹿島・西武建設ＪＶで実施。詳細設計を建設技術センター（さいたま市浦和区）で詳細設計、施工計画の検討を中央復建コンサルタンツ（大阪市東淀川区）で進めた。
　ＮＥＸＣＯ東日本関東支社は横環南・釜利谷庄戸トンネル（横浜市金沢区釜利谷〜栄区上郷町）の工事でもＥＣＩを展開するため、先行して技術協力業務を大林組・東亜建設工業・大本組ＪＶに委託。こちらは10月15日を期限に履行してもらい、価格などの交渉が成立すれば４３０億円程度を見込む函渠約９００�bの工事も同ＪＶと契約する。

提供：建通新聞社