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建設経済新聞社
2019/06/12

【京都】週休二日モデル工事で要領 都計局が所管工事で試行

 京都市都市計画局は10日、建設産業における労働者の労働環境の改善と中長期的な育成・確保を図ることを目的に、同局が所管する建築及び設備工事において、週休二日モデル工事を試行すると発表した。
 試行要領によると、試行の対象工事については、都市計画局が発注する建築及び設備工事のうち、入札公告及び設計図書に「週休二日モデル工事」である旨を明示する。
 モデル工事では、工事着手前に「監督員及び受注者は、工事着手日を協議により決定するとともに、工場製作のみを実施している期間など対象外とする期間についても協議により決定し、対象期間の設定を行う」「受注者は、現場閉所予定日等を記載した実施工程表を作成し、監督員に提出する。また概成工期が特記された場合は実施工程表に明記する。監督員は、受領した実施工程表から現場閉所予定日及び現場閉所率を確認する」。
 工事中は「受注者は、三週間工程表など工程を記録した書類に現場閉所日を記載し、監督員に提出する」「受注者は、主要な工程(準備、基礎工事、躯体工事、外構工事等)が完了するごとに、試行の課題や問題点を抽出し、監督員に書面で報告する」「監督員は、工程の見直し等が生じた場合には、その都度、実施工程表の再提出を求め、現場閉所予定日及び現場閉所率を確認する」。
 工事完成後は「受注者は、最終の現場閉所割合を報告するとともに、京都市のアンケート調査に協力する」。
 工事成績評定については「監督員は、週休二日が達成された場合、工事成績評定において加点評価する」。
 またモデル工事である旨の見える化として「受注者は、工事現場における公衆の見やすい場所に、モデル工事である旨を明示する」。