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　一般社団法人福井県道路構造物保全協会（酒井秀世理事長）の令和元年度第３回通常総会は１１日開かれ、知識と技術のさらなる研鑚を図る事業計画案など全４議案を、すべて原案通り了承した。福井市順化１丁目の福井パレスホテルで。
　冒頭、酒井理事長が挨拶。１８年６月の会設立基本理念や、この間の積極的で地道な活動成果を示し「道路の維持保全に対する社会からの強い要請を痛切に感じ、今後も県コンクリート診断士会など道路のメンテナンスを担う関連団体としっかり連携し、社会に大きく貢献していきたい」などと力強く抱負を述べた。
　１８年度は、県の各土木事務所で道路構造物の補修・補強技術を紹介（住友大阪セメント・前田工繊、福井エポキシ工業）。愛知のコンクリート構造物の補修・補強フォーラムにも参加した。
　１９年度は、８月に日本建設保全協会主催の道路橋の長寿命化対策に関する技術講習会に協賛するほか、フクイ建設技術フェアに出展。さらに橋梁補修・補強及びトンネル補修工事の現場見学会を行い、新工法などの技術講習会にも参加。７〜８月には各土木事務所で講習会を行う予定。また新規の一般会員としてＡＫＩＴＥＣ（富山市赤田）と、ビルコン（福井市若杉浜３丁目）が紹介された。なお同協会事務局は福井市清水杉谷町の日光産業清水事業所に置く。

基本理念
　私たちは、知恵と技術と理論で　小さな「ほころび」から、大きな「損傷（いたみ）」まで　愛と真心で寄り添い、社会に大きく貢献します。
主な業務内容
・現場に適応した補修・補強技術力の向上支援
・設計・材料・施工手順の総合的な技術提言
・構造物の断面修復工法と断面修復材について
・補修・補強工法と材料について
・各種の補修・補強工法および材料を用いた代表的な施工例について
・使用材料の留意点について
・橋梁・トンネル等重要構造物の点検・調査・診断等の策定について
・官公庁に対する要望に関する事項