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鹿児島建設新聞
2019/06/14

【鹿児島】本港区エリアまちづくり・住吉町15番街区/県知事 サッカー場に前向き 建設コスト138億

 鹿児島港本港区エリアまちづくりの検討状況で、住吉町15番街区について三反園訓県知事は、「一体活用が難しいことから、鹿児島市からの協議があれば、サッカー等スタジアムの候補地として前向きに検討することは可能」と答弁。13日、県議会定例会で田畑浩一郎議員(自民党・南九州市区)の代表質問で明らかにした。なお、鹿児島市では建設コストを138億円と試算している。 

 同市が設置したサッカー等スタジアム整備検討協議会の中で、本港区エリア内で2カ所が候補地となっている。そのうち、ウオーターフロントパークおよびドルフィンポート敷地は、多くの事業者が開発のポテンシャルがあると評価し、ハイクラスホテルの立地に適しているなど、観光スポットとしての高評価がある。 
 一方、住吉町15番街区はエリアの中で離れているため、一体活用とは別の形での検討が必要と判断。三反園知事は「スタジアムは必要な施設と考え、サッカーファンの熱い思いに応えたい」と付け加えた。 
 建設費について鹿児島市は、建設費101億円、附帯施設(埋立)37億円の計138円と試算している。 
 土地利用規制の見直し等の検討状況は、前田洋一本港区まちづくり総括監が「具体的な事業内容や施設規模等が決まらないままの検討は困難。民間事業者から具体的な提案をいただき、最も優秀と認められる提案内容に応じ、路面電車観光路線のルート等も鹿児島市と必要な協議を行う」と答えた。 


■マリンポート周辺 
 関係企業1社移転を合意 

 マリンポートかごしま周辺におけるクルーズ船受け入れ環境整備について、兒島優一県土木部長は「港湾用地でスクラップを取り扱う企業と移転に向けた協議に取り組んでいる。そのうち、1社が22年度末までに谷山二区に移転することで3月に合意した」と説明を行った。


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