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北陸工業新聞社
2019/06/17

【石川】来月にも有識者検討会/中央卸売市場建て替えへ/金沢市議会6月定例会/サッカー場、来月に設計プロポ 

 金沢市議会6月定例月議会は14日開会し、山野之義市長が提案説明を行い、老朽化が進む中央卸売市場(西念4丁目)の現在地での建て替えに向け、来月にも有識者らで組織する検討会を立ち上げ、必要となる機能やエリア周辺の利活用策などについて議論を開始する方針を明らかにした。
 中央卸売市場は1966(昭和41)年に開設し、建物や設備の老朽化が進んでいる。昨年度には今後のあり方検討会から現在地での建て替えが望ましいとする報告を受けた。検討会には実務者も参加する予定で、山野市長は記者団に、スピード感を持って取り組む考えを示した。
 城北市民運動公園の市民サッカー場の再整備については、「基本設計の策定に向けて、公募型プロポーザル方式で最適な設計者を選考したいと考えており、来月から事業者の募集を開始する」と表明した。
 都心軸の再整備では、金沢駅武蔵南地区市街地再開発事業について、「来月にもビル本体の建設工事に着手する」と説明。移転・改築の発表があった日本銀行金沢支店の跡地に関しては、「今後、移転先の用地取得に向けた調整が本格化することから、その動向を注視するとともに、引き続き市としての関与のあり方を研究していきたい」と述べた。
 教育環境の整備では、「田上校下における新たな小学校の建設に向けて、近く基本設計に着手する」と言明。福祉関係では、「健康プラザ大手町の再整備基本構想の策定に着手する」とした。
 北陸新幹線の敦賀延伸やリニア中央新幹線の名古屋開業に伴う市へ影響や課題を検証するため、来月にも有識者らからなる「新幹線延伸・リニア開業影響対策検討会議」を立ち上げ、年度内に行動計画を取りまとめると説明。山野市長は記者団に、「不安はこれからの議論の中で出てくるのでは。今は期待感で一杯。打つべく手をしっかり打っていく」と話した。

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