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建通新聞社(神奈川)
2019/06/19

【神奈川】県 鶴ケ峰、伊勢原の両団地建て替えへプロポ

 神奈川県住宅営繕事務所は6月18日、鶴ケ峰、伊勢原の両県営団地建て替えに向けた基本計画策定業務について、簡易公募型プロポーザルをそれぞれ開始した。計画条件として133〜137戸(鶴ケ峰)、100戸以上(伊勢原)などを示している。いずれも7月3日まで参加表明書・技術資料を受け付け、19日に選定・非選定を通知。技術提案書の受付期間は7月22日から8月8日まで。9月10日に最優秀提案者の特定通知を行った後、見積書の提出を求め、19日に開札する。
 両団地は、今後10年間に建て替えを迎える県営住宅28団地7000戸のうち、最優先で事業着手する団地に該当。今回の業務は、健康で安心していきいきと生活できる「健康団地」への再生を目指した、建て替え基本計画の立案が目的。委託期限はいずれの業務も2020年3月13日。
 プロポーザルに際しての提案課題として、▽地域に開かれたコミュニティー活動を活性化させるための拠点計画とすること▽団地内の空き住戸を仮移転先として活用し、既存住棟の除却・建て替え時期を分割できる建て替え移転計画とすること―などを掲げている。
 鶴ケ峰団地は横浜市旭区鶴ケ峰1ノ53ノ1他の敷地約1万4600平方bに所在する10棟(A〜J棟)198戸。1956年度に完成した。市道今宿485号線や東海道新幹線線路などに接する立地状況にある。
 計画条件によると、構造は鉄筋コンクリート造で階数は5階以下。133〜137戸とする住戸のタイプは2DK(専用床面積55平方b、供給比率85%)と3DK(65平方b、15%)としている。
 付属施設は集会室110平方b、コミュニティールーム55平方b、平面駐車場、コミュニティー広場1000平方b程度など。この他、3000平方b以上の余剰地も求めている。
 一方、伊勢原団地は伊勢原市八幡台2ノ15ノ1の敷地約1万6200平方bに所在。既存施設は1965年度に完成した26棟151戸。西側に市道211号線、南側に市道216号線が接している。
 基本計画の策定に当たっては、鉄筋コンクリート造で100戸以上であることなどを条件としている。住戸は1DK(専用床面積35平方b、供給比率30%)、2DK(55平方b、50%)、3DK(65平方b、20%)の3タイプ。
 集会室55平方b、コミュニティールーム55平方b、平面駐車場、コミュニティー広場、提供公園1000平方b程度などを付属施設として整備することを求めている。

提供:建通新聞社