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北陸工業新聞社
2019/06/19

【石川】森下川拡幅で用地取得へ/鷹合川の橋梁架替にも着手/県議会一般質問 

 石川県議会6月定例会は18日、本会議を再開し、一般質問に打出喜代文(未来石川)、安居知世(自民)、中村勲(同)、佐藤正幸(共産)、太田臣宣(自民)、車幸弘(同)の6氏が順に登壇した。
 水害対策に関して、谷本正憲知事は県民の水害に対する安全安心の確保に向け、国の3か年緊急対策を活用して治水対策に積極的に取り組んでいると説明。抜本的な対策である河川改修は「過去に大規模な被害が発生した河川や人家が連担する河川など、ひとたび災害が発生すると甚大な被害が想定される県内16河川で着実に整備を進める」と強調し、「金沢市の犀川では河口から伏見川合流点までの堤防整備や河道掘削を促進するとともに、森下川では森本大橋より上流部で拡幅に必要な用地取得、七尾市の鷹合川ではボトルネックとなる橋梁の架け替え工事に着手する」と述べた。
 いしかわ農業公園(仮称)用地について、遠藤知庸農林水産部長は2017(平成29)年7月、地元に期成同盟会が設置され、地域の活性化につながる活用策の要望があったこともあり、「県としても今後、活用策を検討する必要がある」との認識を示した。その前提として昨年度、土地の地盤地質調査は計5カ所でボーリング調査を実施した結果、支持地盤までの深さが約60メートルから70メートルと非常に深いところにあることや、高圧線付近の調査では地上から約9メートルの高さまでしか利用できないことが確認され、用途を考えていく上で大きな制約があることが判明。今年度からは「どのような用途での利用が可能なのか調査を実施し、引き続き利活用策の検討を進めていく」と答えた。
今後の検討課題に/まめだサッカー場人工芝化
 まめだ簡易グラウンドサッカー場の人工芝化を検討すべきとの質問に対し、清水克弥県民文化スポーツ部長は「(同サッカー場は)あくまでも河川敷の暫定的な活用」とした上で、「人工芝化にはワンシーズンの大半が使用不能となる天然芝化に比べ工事期間が約4カ月となるものの、その間は使用不能で、利用者の理解を得る必要がある。また、工事に天然芝化以上の費用と、経年劣化による張り替えにも相当な費用も必要になることから、今後の検討課題としたい」と答えた。

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