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北陸工業新聞社
2019/06/19

【福井】情報発信力強化で施工アピール賞を創設/福井県建築工業会令和元年度の定時総会開く/見谷会長再任進歩発展へ/賑わいや魅力創出に建物新設は不可欠 

 福井県建築工業会(加盟63社 見谷貞次会長)の令和元年度定時総会は17日開かれ、任期満了に伴う役員改選で見谷会長を2期目再任し、18年度事業報告・決算、および19年度事業計画・予算案など全5議案すべてを原案通り了承した。会場は、福井市中央1丁目のユアーズホテルフクイで。
 見谷会長(62)は総会冒頭、新幹線や中縦の完成を待望する一方、「賑わいや魅力の創出には、観光にも十分値する素晴らしい建物が必要」と強調。行政と協力し、一層の活躍を呼び掛けた。
 19年度の事業計画によると、引き続き建築業各社の資質向上と建築産業の進歩発展を推進。とりわけ情報発信力の強化に向け、新たに(仮称)施工アピール賞を創設。高い技術力を称え、担い手確保の一助としたい意向。武田建設(美浜町)の新入会も報告した。
 総会後、杉本達治知事や田中宏典県議会議長ら来賓多数を招く約90人が参加し懇談会を開催。壇上、永年勤続者としてウエキグミの齋藤直宣氏(勤続35年)を表彰した。

 新役員名(敬称略)
■会長
 見谷貞次 MILKEN(見谷組) 福井支部
■名誉会長
 塩浜都広 塩浜工業 嶺南支部
■名誉顧問
 西野左武朗 西野工務店 嶺南支部
■副会長 3人
(新)松岡芳孝 松岡工務店 嶺南支部
 上木雅晴 ウエキグミ 南越支部
 西田康蔵 西田建設 福井支部
■支部長
 福井支部長 西田康蔵 西田建設
 坂井・奥越支部長 濱野一志 三越建設工業
 南越支部長 上木雅晴 ウエキグミ
(新)嶺南支部長 松岡芳孝 松岡工務店
■理事
 上田祐広 技建工業 福井支部
 竹内伸一 竹野組 福井支部
 小川貞信 深谷 福井支部
 南部和男 南部工務店 坂井・奥越支部
 三田村久光 三田村工務店 南越支部
 浜田肇 濱田建設 嶺南支部
 福地礼造 敦賀協栄建築 嶺南支部
 藤本勲 藤本建設 嶺南支部
(新)内田宏治 フクシン工業 若手経営者の会
■監事
(新)北村秀雄 丸一建設 福井支部
 豊島高夫 豊島工務店 坂井・奥越支部
 田中大成 田中建設 南越支部
 川北悟 川北技建 嶺南支部

杉本達治県知事が総会後の懇談会で来賓祝辞
 近畿地方整備局の黒川純一良局長とも懇談し(17日)、現下の公共事業は活況を呈すものの人手不足がネックと聞いた。若者がもっと入職しやすい環境づくりへ、県も尽力したい。(見谷会長指摘の)建築事業費が県土木予算の1%程度について、今後は一乗谷朝倉氏遺跡博物館の新設や恐竜博物館の拡充、さらには県立学校のリノベーションなどを計画的に実施していく。制度面と仕事の量から応援をし、福井県をさらに豊かな地域としていきたい。

篠原憲司氏(あめりか屋会長)が総会最後、ふくいヘリテージマネージャー養成講座の参加協力を要望
 歴史的な建造物の保存活用について、60時間の講義と演習により、総合的かつ実践的に学ぶ質の高い内容(全日程修了者はヘリマネ認定)。建築士とともに建築施工管理技士の方にも関心をもって参加してほしい。木造に限らず、鉄骨や鉄筋の建物も50年が経てば歴史的建造物の対象に。そのためにも施工会社の理解と協力が必要で、ぜひとも工業会メンバーには、社長から社員に声掛けを願いたい。

hokuriku