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日刊建設工業新聞
2019/06/10

【鳥取】一般会計補正予算/過去最大級313億円を追加へ

 知事、県議改選後初めての定例会となる6月県議会は7日開会し、平井伸治知事が過去最大級313億円規模の一般会計補正予算案など12議案を提案した。肉付け後の一般会計予算総額は3495億円となり、前年当初に比べ3・2%増の積極型。
 提案理由で平井知事は、令和の幕開けをとらえ「都市部中心の時代から地方がリードする時代に」と呼び掛けた上で、「新たな時代にふさわしい地域の活力を創造していく」と所信表明。地方創生に向けて高速道路や鉄道、港湾の整備進ちょくや災害対策に意欲を示した。
 肉付け予算案には、知事が公約に掲げた「令和新時代チャレンジ55」の施策を網羅。県立美術館整備運営費や防災対策の公共事業費などを盛り込んだ。補正後の公共事業費は598億円に膨らみ、前年当初を25・7%上回る。地域高規格道路への国からの追加配分や「国土強靭化のための3カ年緊急対策」を活用した予算によって増額された。
 6月定例会の会期は28日まで22日間。今後の議事日程は、代表質問が11日に自民党斉木正一議員、一般質問は13日から6日間。

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