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日刊建設タイムズ社
2019/06/24

【千葉】道の駅で基本構想・基本計画/茂原市実施計画見直し/市民体育館を大改修/新市民会館はPFI調査

 茂原市企画政策課は、社会情勢等を考慮し第6次3か年実施計画のうち、2019・20年度の2か年の計画を見直した。2か年の事業費は112億5222万円を見込む。主要事業では道の駅等都市交流拠点設置事業、市民体育館大規模改修、新市民会館建設事業、本納地区小中一貫校校舎建設、中心市街地整備、新茂原駅・本納駅の整備、市営住宅長寿命化事業、カーボンマネジメント強化事業などを予定している。
 道の駅等都市交流拠点設置事業は、圏央道を有効利用するため、インターチェンジ付近に「道の駅」を設置し、地域振興の拠点施設として地域の活性化を図る。昨年度に「道の駅都市交流拠点設置検討委員会」を設置した。来年度の基本構想・基本計画策定を予定する。
 市明体育館大規模改修は▽メインアリーナ・サブアリーナ・柔道場の天井改修▽外壁・屋上改修▽トイレ・シャワー室・更衣室改修を実施し、併せて照明のLED化工事――などを行う。設計は昨年度、矢崎建築設計事務所(茂原市道表6―1)に委託した。履行期限は本年8月30日。来年度に着工する。
 新市民会館は、現市民会館・中央公民館敷地に整備を計画。昨年度に基本計画を策定。本年度、茂原市PPP/PFI導入基本指針に基づく検討を行い、PPP/PFI導入が可能と判断された場合は、来年度により詳細なPFI導入可能性調査を行う。基本計画の策定はシアターワークショップ(東京都渋谷区神宮前6―23―3)が担当。
 本納地区小中一貫校は、本納小学校と新治小学校を統合し、小中一貫型校を導入するもので、本納中学校敷地に校舎(9教室)を建設する。本年度に設計を行い、来年度には校舎を建設する。本年度の設計は千都建築設計事務所(千葉市美浜区真砂3―1―2)に委託した。
 中心市街地整備では、土地区画整理事業を施行している茂原駅前通りについて、昨年9月に実施したアンケート調査結果を踏まえ、都市計画道路おりひめ線沿線での土地利用活性化を図るため、共同利用化可能性検討調査を実施する。
 一方、新茂原駅の整備は、ホーム・跨線橋への屋根の設置などについてJR東日本に要望。また茂原駅は、本納駅東地区の地区計画との整合を図り、駅前広場の整備方針を定めるとともに、駅舎等の整備についてJR東日本と協議することとなっている。
 カーボンマネジメント強化事業は、市庁舎の老朽化している空調・照明設備を省エネ機器に改修する。これにより、施設の長寿命化を図るとともに、省エネ化によるランニングコストの軽減と温室効果ガスの排出抑制を図る。本年度に基本設計、来年度には実施設計を行ったうえで、工事を行う。
 市営住宅長寿命化事業は、旧耐震基準で建設された八幡原住宅1・2号棟の耐震診断を本年度、また来年度に長谷住宅2号棟耐震改修・改善工事と上茂原西住宅1号棟改善工事設計義務などを実施する。
 また市営住宅集約化事業として、市営国府関住宅について、建物を解体し、用途を廃止。跡地利用計画を検討する。
 このほか、学校長寿命化計画策定、(仮称)南部認定こども園の用地確保、新治保育所解体工事、地籍調査事業などを予定している。k_times_comをフォローしましょう
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