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建通新聞社
2019/07/01

【大阪】近畿地整 7月以降の発注見通しを公表 

 国土交通省近畿地方整備局は、7月以降に発注、公告を予定している工事と業務計916件を7月1日に公表する。工事は496件のうち、WTO対象の5件が新たに盛り込まれた。ICT活用対象は公表済み分を含め136件。業務(250万円超)は420件を発注する。
 WTO対象は@西舞鶴道路境谷トンネル他工事(第4四半期入札予定)A西舞鶴道路上安久高架橋P9橋脚他工事(同)B長殿道路1号橋P1橋脚工事(第3四半期入札予定)Cすさみ串本道路高富トンネル他工事(同)D水海川導水トンネル2期工事(第4四半期入札予定)―の5件を追加。このうち、水海川導水トンネル2期工事は足羽川ダム建設の一環で進めている導水トンネルで、発注規模は「50億円以上」。延長1300bをNATM工法で施工する。工期は41カ月。
 本官工事は@加古川下流部浚渫工事(第2四半期入札予定)A熊野川下本町・成川地区河道浚渫工事(第2四半期入札予定)―の2件を追加した。
 ICT活用は公表済みを含め、土工が121件あり、舗装は9件、しゅんせつは5件が対象となる。
 事務所別では、新規・公表済みを合わせ、福井河川国道が60件で最も多く、豊岡河川国道と紀南河川国道が各41件、奈良国道が40件、淀川河川が34件、姫路河川国道が32件、滋賀国道が30件を発注する。
 業務の内訳は、一般競争入札14件、通常型指名競争入札86件、公募型競争入札1件、簡易公募型競争入札236件、簡易公募型プロポーザル82件、標準プロポーザル1件。
 新たに盛り込まれた主な案件を見ると、▽大阪湾岸道路西伸部でポートアイランド東ランプ他詳細設計(第3四半期入札予定)、ポートアイランド中西部地区地質調査(第2四半期入札予定)など▽米原バイパスで佐和山地区橋梁予備設計他(第2四半期入札予定)など▽淀川左岸線延伸部で花博通り道路予備設計他(第2四半期入札予定)、城東地区他地質調査(同)▽相生有年道路で新有年橋橋梁詳細設計他(第3四半期入札予定)など▽平城宮跡歴史公園で第一大極殿院東楼実施設計(第3四半期入札予定)など▽六甲山系でCIM活用の砂防堰堤設計(第3四半期入札予定)など▽国営明石海峡公園で淡路地区海岸ゾーン管理棟詳細設計(第2四半期入札予定)、神戸地区森のゾーン実施設計他(同)など―を予定する。

提供:建通新聞社