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北海道建設新聞社
2019/07/01

【北海道】19年度の河床掘削代行は12河川、14・2万m³ 道建設部

道建設部は、2019年度の砂利採取業者による河床掘削代行工事を4建管の12河川15カ所で計画している。公募予定数量は14万2000m³で、室蘭建管はその8割に当たる数量を予定している。掘削代行希望者の公募は、大部分が渇水期を控える秋以降に公告となる見通しだ。

 河川の砂利採取は原則認められていないが、道は河道断面確保を目的として、07年度から河床掘削の代行工事を公募で実施している。採取した砂利は1m³当たり172円80銭、土砂は140円40銭で代行業者に販売。道は工事費削減につながるほか砂利などの販売収入があり、砂利採取業者にとっては良質の砂利を低コストで取得できるため、双方にメリットがある。

 19年度に河床掘削代行工事を計画する4建管のうち、公募予定数量が最も多い室蘭は7河川10カ所において計11万3000m³を見込んでいる。続いて多いのは釧路で、1河川1カ所で1万5000m³を予定。稚内は2河川2カ所で8000m³、網走も2河川2カ所で6000m³で計画している。

 最近の公募実績は、15年度が3建管の8河川8カ所で7万8500m³、16年度が4建管の10河川12カ所で19万m³、17年度が6建管の15河川17カ所で31万9000m³。18年度分は現在集計中だ。