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建通新聞社四国
2019/07/02

【高知】高知県 牧野新研究棟基本設計プロポを7月中

 高知県林業振興・環境部は、高知市五台山の牧野植物園にある資源植物研究センターを建て替え、新研究棟を建設するため、7月中に基本設計者選定に向けた公募型プロポーザルを公告する。2020年度に実施設計を進め、21年度に建築を発注、22年度の完成を目指す。
 新研究棟の規模は3階または4階建てで延べ1500〜1600平方b。構造は設計の中で決めるが、ある程度は木質化する考え。施設内には「知の拠点」としてオープンリサーチセンター機能を設け、植物分類学・有用植物学との交流活性化、企業などとの共同研究や研究者との交流、実験室などの可視化や研究内容のパネル展示など「開かれた研究施設」とする。また南園を眺望できる位置に50席程度のレストランを備える。
 県では「世界に誇れる牧野植物園」を目指し、磨き上げ整備を進めている。すでに「こんこん山広場」と「ふむふむ広場」がオープン。今後は植物園と竹林寺の間にある進入路(延長150b)の拡幅と歩道の新設に向け、早ければ9月または12月補正で詳細設計費を予算化し外注する考えで、20年度以降に工事発注する。また現在階段しかない駐車場から南園への連絡経路について、スロープを新設するなどのバリアフリー化を20年度以降に実施する。

提供:建通新聞社