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滋賀産業新聞
2019/07/10

【滋賀】県東近江土木 日野徳原線内池バイパスの整備事業

 県東近江土木事務所は、2015年度に国庫補助事業として事業着手し2017年度に着工、現在工事を推進している改築系道路事業『県道日野徳原線内池バイパス』について、6月補正において2020年度の債務負担行為を含め8500万円(19年度100万円、20年度8400万円)の予算を確保した。
 部分的(全体L約2・4qの内L約1q)ではあるが、供用開始への舗装工を中心とした最終工事の予算確保となるもので、道路整備アクションプログラム2018で前期(2018〜22年度)の「部分完了」と位置付け、当初は2021年度の部分完了の予定が「国土強靭化のための3ヵ年緊急対策」の採択を受け1年前倒し、2020年度の部分供用開始を確実にした。町道との交差点に設けられる、県内3ヵ所目、県道初の環状交差点「(仮称)ラウンドアバウト内池西交差点」が、順調に行けば来年度中に供用開始となる。
 県道日野徳原線は、国道477号の日野町三十坪の交差点を起点に、甲賀市土山町徳原の国道1号に至る延長約8・2qの一般県道。国道477号などを経由して名神高速道路・蒲生スマートインターチェンジへのアクセス道路、国道1号を経由して新名神高速道路・甲賀土山インターチェンジへのアクセス道路として利用は多く、バイパス整備は町にとって、安全性の向上は勿論、利便性の向上による地域活性化などへの期待がかかる。
 内池バイパスは、同県道では唯一未改良となっている、起点(日野町三十坪)から国道307号接続点(同町猫田)までの現道区間が、集落内を通過するため拡幅が困難なために整備するもの。
 国道477号必佐バイパスの終点(国道477号が県道泉日野線に接続して直角に曲がる地点)を起点に、直進して別所地先の国道307号で改良済みの日野徳原線に十字路で接続する道路新設L約2・4qが全体計画。道路幅は、必佐バイパスと同じ車道2車線と片側歩道の全幅13・25b。
 このうち、来年度に部分供用となるのは、起点から町道内池水口線までのL約1q。この工区に大型構造物はなかったが、今後、国道307号までの間には、▽近江鉄道軌道敷との交差(アンダーかオーバーかパス方法は未定)▽日野川を渡る架橋―という2つの大規模な構造物の整備が必要なため、着手時期さえ見通せていないのが現状。

提供:滋賀産業新聞