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建通新聞社
2019/07/10

【大阪】大阪メトロ 南港口皮切りに8駅大規模改修

 大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は、ニュートラム8駅(中ふ頭駅〜住之江公園駅)の大規模改修を計画しており、南港口駅を皮切りに順次整備を進めていく考えだ。事業規模は1駅につき5億円程度を想定。2020年度に南港口駅の工事を実施し、その後、2年サイクル(実施設計・工事)で順次整備していく。
 大規模改修の対象となるのは▽中ふ頭▽ポートタウン西▽ポートタウン東▽フェリーターミナル▽南港東▽南港口▽平林▽住之江公園―の計8駅。これらの駅は建設後37年が経過し、各種仕上げ材の経年劣化などにより内外装の老朽化が顕在化している。8駅は統一したデザインで設計・建設されており、大規模改修に当たってもこの方針を受け継ぐことが求められている。
 同社では本年度、8駅の共通デザイン作成と南港口駅の基本・実施設計に着手した(委託先名は非公表)。これに基づき、20年度に南港口駅(延べ床面積=1774平方b)の工事を発注する予定だ。その後は、各駅の基本設計は行わず、実施設計(一般競争入札)と工事を2年サイクルで進めていく考えだ。整備順については今後検討するとしている。
 大阪メトロでは、主要地下鉄駅のリニューアルを実施する計画で、デザインと機能性を重視した整備を進めていく考えだ。

提供:建通新聞社