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西日本建設新聞社
2019/07/12

【熊本】道路高架化など議論へ 熊本都市道路NW検が初会合

 道路の高架化など新たな道路ネットワークについて議論する熊本都市道路ネットワーク検討会(会長・田中隆臣熊本市都市建設局長)が6月27日、設立した。構成メンバーは、国・県・熊本市と、学識者・経済界の代表者。年内にも構想・計画等を取りまとめ、国の新広域道路交通計画に反映させる方針。今夏にはシンポジウムを開催し、広く市民に意見を聞く。
 熊本市の道路交通は、中心部の平均時速16`(全国政令市ワースト1位)、市内の主要渋滞個所数180カ所(同)と、各所で慢性的な交通渋滞が発生している。高速道ICや空港など交通拠点へのアクセスは、所要時間のばらつきが大きく、時間信頼性も低い現状にある。
 渋滞解消に向けて2環状11放射道路をはじめとする道路整備や交差点改良等に取り組んでいるが、事業中の道路整備が完了しても、渋滞解消には至らないと予測されている。このため、真に必要な将来道路ネットワークの検討に乗り出すことにした。
 熊本市役所であった初会合には、田中会長のほか、国土交通省熊本河川国道事務所の鈴木学所長、県土木部の宮部静夫部長、熊本大学の円山琢也准教授、熊本商工会議所の古庄忠信副会頭が出席。設立にあたって多野春光副市長が「熊本がもつポテンシャルを最大限に発揮するにはどのような道路が必要か、スピード感をもって検討し、国に要望していく」と挨拶。既成概念にとらわれない未来志向の大胆な発想で検討するよう求めた。
 会議は非公開。熊本都市圏の交通状況や、今後の進め方について情報共有・審議があり、委員からは「道路の高架化など従来の熊本都市圏にはなかった発想を予断なく大胆に検討すべき」「交通渋滞の解消が熊本経済の一番の課題」「具体的なビジョンを示すこと」などの意見があった。
 今後は、年内をめどに意見を集約し、県幹線道路協議会で県計画と調整した上で、国の新広域道路交通計画へ反映させたい考え。次回会合では、シンポジウム等の意見を踏まえ、具体的なビジョン等を協議する見通し。

提供:西日本建設新聞社
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