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建設新聞社
2019/07/12

【東北・宮城】竹中JVで20年8月の着工へ、東北学院五橋キャンパスの整備

 学校法人・東北学院(仙台市青葉区土樋1の3の1 松本宣郎理事長)は、仙台市若林区清水小路にある旧仙台市立病院跡地に五橋キャンパスの整備を計画しており、施工業者を竹中工務店・錢高組・橋本店・仙建工業JVに決め、2020年8月にも着工する。
 この事業は、教養教育型の総合大学としての魅力発揮に向け、既存の土樋キャンパスと一体的な「アーバンキャンパス」の構築を目指しており、従来のキャンパス機能に加え市民利用も可能なホールやカフェテリアを設け、地域との連携機能を持つ交流拠点として整備するもの。
 建設用地は、仙台市若林区清水小路3の1ほか地内で、敷地面積は1万7557・15平方b。用途地域は商業地域、建ぺい率は80l、容積率は西側道路境界より50bの範囲が500l、50bを超える範囲が400l。防火指定は防火地域となっている。
 各施設は、礼拝から市民交流まで多目的な「ホール棟」が地下1階地上4階建て、延べ5450平方b。自由度と機能性を備えた「講義棟」は地下1階地上7階建て、延べ1万8080平方b。多様化する教育メゾットに対応した「高層棟」は地下1階地上16階建て、延べ1万8120平方b。教育・研究のシナジー効果を生む「研究棟」は地下1階地上8階建て、延べ1万9970平方b。このほか、地下駐車場として延べ2330平方bを確保し、合計延べ床面積は6万3960平方bを試算している。
 今後のスケジュールは、旧仙台市立病院の解体に際し仙台市条例により環境影響評価の手続きを本年度第3四半期までに行い、12月にも旧仙台市立病院解体工事に着手。併せて五橋キャンパスの実施設計を完了し、20年8月から本体工事に着手、22年9月の本体竣工、23年4月の五橋キャンパス供用開始を目指すとしている。
 なお、設計は佐藤総合計画、環境影響評価の作成は復建技術コンサルタントが担当した。

 提供:建設新聞社