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北陸工業新聞社
2019/07/16

【福井】公平公正不動産業にまい進/多年、宅地建物取引業に精励/国交大臣表彰/受賞者に聞く/住環境のさらなる向上へ/各種研修で貢献/吉田啓司氏 

 公益社団法人全日本不動産協会と公益社団法人不動産保証協会の福井県本部長(6期目)を務める吉田啓司氏が、19年度の建設事業関係功労者等国土交通大臣表彰に輝いた。

 吉田氏は、名誉ある今受賞にあたり、関係者へ心から感謝の気持ちを表した。不動産業の発展と、住環境のさらなる向上へ、不動産業界の社会的な使命を強く自覚。消費者の利益保護を目指して日々、地域社会に信頼されるよう努力している。

 氏は「不動産の法規も、民法など関連も含めて色々と変化。範囲も広く、その対応へ年4回の法定研修会を開催。宅建業法を軸に研さんし合い、各行政機関とも連携を図りながら、不動産の関連施策を積極的に展開していきたい」と強調する。
 その一環で18年3月には、全日本不動産協会福井県本部と、福井県建築士会(歌門敬二会長)との間で、既存住宅の売買など流通市場の活性化へ、相互に協力し合っていく契約を取り交わしている。新築から空き家等まで、中古物件に比重が移るなか、宅建士と建築士が協力する意義に着目。既存住宅の状況調査(インスペクション)などにリーダーシップを発揮している。
 その全日本不動産協会福井県支部は11年前、全都道府県で最後の47番目に、当初会員28社で設立した。現在は61社に拡大し「当面は加盟100社へ。郷土が明るさと元気を取り戻し、次の10年へ新しい一歩を踏み出したい」(18年開催の創立10周年記念式典で吉田支部長挨拶)。なお氏は、本業の不動産業とともに、稲作を兼業し、用水や土地改良関連の組合役員も務めるなど、活躍の場は幅広い。

 氏は、三谷商事関連の勤務時代から半生を振り返り、不動産業を展望し「実需に特化した貢献策が大きくなるとは思うが、公平公正な姿勢は変わってはならない」と指摘。各種の研修会を通じ、行政や関連団体とも横の連携を図り、不動産業の振興発展に今後も貢献していきたい考え。

69歳 エステートヨシダ(福井市竹生町19−12−1)代表 現・不動産保証協会理事 多年、宅地建物取引業に精励し、関係団体の役員として地方業界の発展に寄与した。

hokuriku