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秋田建設工業新聞社
2019/07/18

【秋田】秋田港アクセス線で道路詳細設計など

 秋田地域振興局建設部(所管:県道路課)は18日、秋田港から秋田北IC付近までを結ぶ秋田港アクセス道路で道路詳細設計、路線測量、権利者調査の3業務を公告した。設計と測量は8月7日に開札する予定。今後、新城川の下流側と県道久保秋田線立体交差部の橋梁予備設計や、関連する地質調査を来週中にも公告する。事業は延長6,120mの道路を新設するもので、現時点における総事業費は約145億円と試算されている。
 計画区間は、東北電力秋田火力発電所付近から住宅密集地を避ける形でJR奥羽本線上飯島駅の北側や水田地帯を経由し、秋田北ICまで接続する延長6,120m。コンテナ取扱量やクルーズ船寄港回数の増加など、秋田港を取り巻く諸情勢の変化を踏まえた港の機能強化を図るため、停留長の短い踏切や鋭角な交差点があり渋滞箇所を通過するなど、大型トレーラーの走行性に課題のある現況ルートの代わりとなる新たな道路を建設する。
 18日に公告した道路詳細設計では、本線(橋梁除くL5,680m)と接続道路(同150m)、飯島相染線(同120m)、糠塚槻木線(同100m)の各道路詳細設計(A)、平面交差点詳細設計9カ所、新城川に架設する工事車両用の仮橋詳細設計1橋などをまとめる。
 また、来週中には新城川の下流側と、県道久保秋田線立体交差に架設する橋梁の予備設計や、関連する地質調査も公告。橋梁はこの2橋のほか、新城川の国道7号タッチ部手前と、国道7号・JR立体交差部にも架設される予定で、これらの予備設計は平成30年度、復建技術コンサルタントに委託している。
 今年度に入ってからは環境調査業務を自然科学調査事務所、地形測量を創和技術に委託。令和2年度は橋梁詳細設計や用地測量、建物調査などを委託し、同3年度から用地買収・補償に着手したい考え。
 総事業費は約145億円(工事95億1,500万円、用地補償39億7,500万円、その他10億1,000万円)、今年度から11年度までの事業期間で推進する。


提供:秋田建設工業新聞社