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建通新聞社(中部)
2019/07/23

【愛知】名市 市民会館の再整備検討調査に着手

 名古屋市観光文化交流局は、市民会館の整備基本方針案を固めるため、2019年度の調査業務について公募型プロポーザルの手続きを開始した。企画提案書は8月2〜16日に受け付ける。履行期間は20年2月28日まで。住宅都市局が市民会館を含む金山地区の地区整備計画案の作成を開始しており、20年度に都市計画変更手続きを住宅都市局が進めるとともに、観光文化交流局が市民会館の基本構想を取りまとめる見込み。
 既存の市民会館の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上6階建て延べ2万8245平方b。フォレストホール(大ホール、2291席)とビレッジホール(中ホール、1146席)をはじめ、リハーサル室、会議室などを備える。1972年に完成した。建設から46年が経過し、設備の老朽化やバリアフリー機能の不足などが指摘されている。所在地は中区金山1ノ5ノ1。
 本年度の調査では、市民会館に今後期待される役割や将来像・コンセプト、必要な規模・機能などを整理する。
 市民会館の整備の検討に当たっては、有識者や劇場管理者、利用者などで構成する懇談会を8月上旬にも立ち上げる予定だ。市民会館の課題の整理や在り方・将来像、新たな市民会館の規模・機能の方向性について意見を求める。調査業務では懇談会の開催支援も併せて行う。
 17年3月に策定した金山駅周辺まちづくり構想で、古沢公園街区と市民会館街区、アスナル金山街区の各市有地について、官民連携手法を取り入れて連鎖的に開発していく方針を示している。古沢公園街区と市民会館街区の整備は22年度に着手する計画で、事業者選定は21年度が見込まれる。

提供:建通新聞社