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建通新聞社四国
2019/07/23

【高知】県・佐川町 新処分場整備へ連携会議

 高知県と佐川町は17日、佐川町加茂に新設予定の新たな管理型産業廃棄物最終処分場の整備に向けた第1回連携会議を県庁で開き、今後の整備スケジュールについて確認した。県は、6月補正で測量や設計委託料などを予算化したことを踏まえ、7月中に施設整備に向けた基本設計と地質・地下水調査、測量と進入道路の再検討のための道路概略・予備設計、上水道支援のための井戸状況調査の発注事務手続きに入ると説明した。
 連携会議には県から尾ア正直知事、岩城孝章副知事をはじめ、林業振興・環境部長、土木部長、中央西土木事務所越知事務所長、佐川町からは堀見和道町長をはじめ、チーム佐川推進課長、町民課長、産業建設課長らが出席。2019年度は四半期に一度のペースで会議を重ね、施設整備や住民説明会、地域振興策の他、地域住民の不安解消のための長竹川の増水対策、国道33号の交通安全対策、上水道整備への支援、進入道路の再検討といった周辺安全対策について両者間で協議・共有する。事務局は県環境対策課が務める。
 今回示されたスケジュール案のうち、施設本体の建設に向けては、基本設計や地質・地下水調査などを20年8月めどに完了させるとした。基本設計では埋め立て容量や期間などを策定した後、測量や地質調査の結果を踏まえ概略をまとめる。実施設計は20年度の第1四半期に外注、基本設計が完了した部分から詳細の構造を決定する。
 並行して進める進入道路の検討に向けては、7月中に概略設計を外注し、複数のルート案を選定、地元との協議を進めながら比較検討し、19年度末にルートを決定する。20年度は上半期に予備設計、下半期に実施設計を外注し道路の構造形式を決定する。
 本体施設、進入道路ともに21年度に着工し、23年度早期の完成を目指す方針。
 周辺安全対策では、近くを流れる長竹川の増水対策に向け、7月25日に
河川改修概略検討、河川測量の指名競争を開札する。合わせて河床にたまった土砂の掘削も進める。20年度には地元との協議を進めながら改修計画を策定する。
 国道33号交通安全対策では、県と国で連携して実施に向けた検討を進める。容易に実施可能な対策については、国が調査や対策内容の検討を進め、準備が整い次第、県が協力して対策を進める。
 上水道整備への支援では、19年度に地区内の井戸の設置状況について調査を進める他、県と町で支援スキームを協議し、19年度末にも補助制度を創設、20年度に水道引き込み工事に対策する支援を開始する。
 地域振興策については、町で要望内容の素案をまとめた後、住民からの意見や自治会・町議会との協議を経て、10月以降に県との協議・検討を進める。19年度末に中間取りまとめ、20年9月ごろ最終取りまとめを行い、実施できる事業から予算化していく方針。
 新たな管理型最終処分場の建設予定地に巡っては、県が5月28日に佐川町加茂とすることを決定し、31日に受け入れの申し入れを行った。これに対し佐川町は6月17日に受け入れを承諾すると回答。7月2日に両者間で確認書を締結していた。

提供:建通新聞社