トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

滋賀産業新聞
2019/07/29

【滋賀】県長浜土木 彦根米原線の補助道路修繕事業

 県長浜土木事務所は、彦根米原線補助道路修繕事業の一環として、今年度に米原跨線橋の「跨線部」を対象とした大規模修繕に係わる詳細設計に取り組む。
 今回のコンサル業務では、過年度に実施した米原跨線橋跨線部(米原市米原)の橋梁定期点検に基づき、現状の損傷の原因や進行程度を把握したうえで上部工の修繕をはじめ、鋼橋塗装や高欄修繕・橋面防水工など、より効果的な維持管理を行うための修繕設計を予定。
 事業を管轄する長浜土木事務所の道路計画課では、近く担当コンサルを決め(一般競争入札・31日開札)、20年2月末の完了を目途に設計業務を進めていく。 
 設計の範囲については、米原跨線橋跨線部の橋面より上部の構造物(投物防止柵は除く)、および琵琶湖側の市道の上空区間(トラス主構・床組・床板等)。
 なお、米原跨線橋は、西日本旅客鉄道椛崇テ保線区(草津市渋川)が管轄する「在来線」と、東海旅客鉄道兜ト原保線所(米原市下多良)が管轄する「新幹線」を横過する橋梁であるため、それぞれの鉄道事業者との近接協議が必要となり、特にトラスの塗装塗替および高欄修繕に伴う足場設置、琵琶湖側の市道上空区間の修繕施工方法について、両者と協議を行う。
 米原駅の東西を結ぶJR橋梁の米原跨線橋(米原市下多良〜米原)は、橋梁の東側部分でアプローチ部が南北に分離して国道8号線と接続。橋梁の長さは、橋梁の西側のアプローチ部が240b、JR軌道上が151・2b、国道へと接続する東側のアプローチ部が南側(長浜側)で104b、北側(彦根側)で133b。総延長は、約628・2bとなる。2径間連続鋼トラス橋で、幅員は全幅13b。2車線で片側4b、両側に歩道が設置されている。
 米原跨線橋は、昭和40年に架設されて以来、今年で55年が経過。JRとの協議・調整等の作業を進めながら、跨線橋の大規模修繕工事の次年度以降の実施に向けた諸準備が進められていく。

提供:滋賀産業新聞