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建設経済新聞社
2019/07/29

【京都】船岡寮跡、返還見据え活用検討 特養ホーム整備を条件に売却

 京都市は、無償で貸し付けている北区の船岡寮跡地について、特別養護老人ホームの整備を条件に公募で売却する方向で検討を進めている。
 北区紫野花ノ坊町11の船岡寮跡地(約1190u)は、盲養護老人ホームの運営を条件に、市が社会福祉法人京都ライトハウス(京都市北区)に無償で貸し付けている。
 船岡寮が中京区西ノ京に移転し、「高齢者総合福祉センターライトハウス朱雀」が完成したことに伴い、京都ライトハウスが船岡寮跡地を原状回復し、市に返還する。
 現在、沖潮開発(京都市左京区)の施工により、旧船岡寮建物除却工事が進められている。除却工事は9月末までに完了する予定で、京都ライトハウスは10月にも市に土地を返還する予定。
 土地の返還を見据え、市は土地の活用を検討。未利用の市有地は一般競争入札での売却が原則だが、市内中心部での特養ホームの整備数が少ないことから、特養ホームの整備を条件に公募で売却する方向で検討を進めている。
 船岡寮跡地の用途地域は、千本通沿いが近隣商業地域(建ぺい率80%、容積率300%)で高度地区は15m第4種高度地区、その西側が第一種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)で高度地区は15m第2種高度地区。