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日本工業経済新聞社(茨城)
2019/07/24

【茨城】常陸太田市が水府一貫校/9月ごろ外構、屋内運動場は来年度

 常陸太田市教育総務課は、水府地区の小中一貫校整備事業を進めている。2019年度は発注済みの校舎建築工事を推進しながら、校舎周辺の外構工事を9月ごろに、既存校舎の解体工事を新校舎完成後の20年1月ごろに発注する。屋内運動場棟は本年度中に設計をまとめて、20年度に着工する。旧屋内運動場の解体は21年度に実施予定で、解体工事完了後に跡地をグラウンドへ整備していく。
 この事業は水府地区に立地する水府小学校、山田小学校、水府中学校を統合して施設一体型の小中一貫校を建設するもの。少子化による児童生徒の減少へ対応するとともに、老朽化が著しい既存施設を更新し、学習環境の改善も図る。建設地は水府中学校の敷地内(町田町696)。
 本年度にこれから発注する事業としては、まず中庭など校舎周りの外構を9月ごろに一般競争入札で発注する予定。予算額は6500万円。
 既存校舎(RC造3階建て、延べ3254u)の解体工事は、新校舎が完成して引っ越しが完了後に着手する。予定工期が約6カ月であることから、工事は20年度までかかる見通し。そのため19年度予算では事業費3040万円のほか、4560万円を限度額とする債務負担行為(19〜20年度)も設定した。
 また新屋内運動場棟は新校舎の北西部に建設する予定。設計業務は校舎と同様に渇ェ田新一設計事務所(東京都文京区)と且ト建築設計事務所(水戸市)のJVへ委託した。
 新屋内運動場棟の具体的な規模は、既存屋内運動場(1422u)と同程度を見込んでいる。しかしトイレについては現在の施設よりも広いスペースを確保する予定で、その分施設規模も既存よりやや大きくなる可能性があるとのこと。
 なお新校舎の規模はW造(一部RC造)2階建て、延べ4733・88u。普通教室棟・管理棟と特別教室棟、ふれあい棟で構成されている。主要室は普通教室(9室)、特別支援教室(2室)、特別教室、校長室、職員室、保健室、多目的ホールなど。
 建築工事はりんかい日産建設梶i東京都港区)・鰹ャ池住建(常陸太田市)JVが、機械設備工事は野内商事梶i常陸太田市)が、電気設備工事は根本電興梶i同市)が担当。完成は12月を予定する。