トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2019/07/31

【福井】東洋建設、技能者2氏たたえ/19年度優良工事等表彰式/整備局敦賀港湾 

 北陸地方整備局敦賀港湾事務所は30日、敦賀市松栄町の敦賀地方合同庁舎で19年度事務所長表彰式を開いた。
 同事務所所管で18年度に完成した工事等を対象に表彰する。今回は優良工事として、敦賀市蓬莱町及び鞠山地先「18年度敦賀港(鞠山南地区)岸壁(マイナス14メートル)本体工事」を施工した東洋建設北陸支店(伊藤史朗執行役員支店長)のほか、建設技能者で「17年度敦賀港(鞠山南地区)岸壁(マイナス14メートル)本体工事」(元請は若築建設)の下請業者として型枠工の齊藤久信氏(得能組)と鉄筋工(主任技術者)の亀崎信雄氏(鋼鉄筋)が選ばれた。
 式では、下田潤一所長が表彰状を授与し、東洋建設について「港湾関係機関や地元漁協と綿密な調整を図るともに、工程管理を適切に行い安全に工事を完成された」と高く評価したほか、若築建設の下請けとして建設技能者に選ばれた齊藤氏と亀崎氏に関してはケーソン製作工の手戻り防止や出来形精度の向上に大きく貢献したことなど功績をたたえた。
 東洋建設が施工した「敦賀港(鞠山南地区)岸壁(マイナス14メートル)本体工事」の概要は本体工一式(FD製作)、ケーソン製作工2函、ケーソン進水仮置工2函、付工一式、灯浮標設置・撤去2基、標識灯移設1基。工期は19年3月20日。推薦理由に鉄筋加工を工場で行い現場での保管期間を短縮し鉄筋保管時の浮き錆等の発生を抑制するとともに、隔壁部(スリット柱部)一部の鉄筋をユニット化することにより高所での人力作業の削減、作業効率及び安全性向上を図った。施工にあたっては元請職員全員がタブレットによる施工管理を行い、写真情報や図面をリアルタイムで共有したことなどを挙げた。

hokuriku