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　能登総合開発促進協議会は２０年度の重点要望に、志賀町富来領家町の増穂浦海岸侵食対策事業の工事着手を盛り込んだ。総事業費には１８億円が見込まれ、事業主体の石川県や国に対し早期着工を働き掛けていく。
　増穂浦海岸は近年、領家漁港から北側６５０メートル区間にかけて砂浜の侵食が進んでいる。こうした状況を踏まえ、海岸保全を目的に対策工事が計画されている。
　県は今年度、増穂浦海岸について、千里浜海岸で用いた波浪変形計算や地形変化予測モデルにより長期的な安定性を評価した上で、保全対策に伴う全体計画や概略設計に着手した。関連業務は中能登土木総合事務所が発注し、建設技術研究所に委託している。履行期間は１２月１０日までとなっている。