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北陸工業新聞社
2019/08/05

【富山】請負金額、県と市町村が増加/7月の前払金保証取扱高/東日本保証富山/4カ月連続でアップ 

 東日本建設業保証富山支店は2日、19年7月分の発注者別前払金保証取扱高をまとめた。
 それによると、件数は460件で、前年度同月比18・3%増、請負金額は170億3100万円で、同42・4%増となった。請負金額は19年度に入り、4カ月連続のアップを示し、好調に推移している。
 7月分の発注者別請負金額を見ると、国は件数の増加もあり、同5・0%の微増。独立行政法人等は、ネクスコ東日本で3億円(継続保証分)増加したことから、同123・3%の大幅アップとなった。
 県は同43・3%の大幅増。その他機関では、「(仮称)富山南警察署新築工事」(総請負額16億円)、「県立中央農業高等学校寄宿舎改築工事」(同5・8億円)の大型工事の発注で13億円増えた。土木部は、件数が107件から158件に増えたほか、「一般国道415号道路総合交付金東富山跨線橋上部工工事」(総請負額4・7億円)の発注があり、8億円の増加を示した。
 市町村は同37・3%の大幅増。射水市では、「射水市斎場新築(建築主体)工事」(総請負額17億円)などの保証により13億円のアップ。南砺市では、「南砺市立福光中部小学校長寿命化改修(第3期)建築主体工事」(同5・8億円)の保証があり、10億円の増加となった。
 その他機関では、(社福)野の草会の保証で、同178・5%の増加を示した。
 一方、4月からの累計は、件数が同12・6%増の1443件、請負金額が同35・0%増の654億6600万円。過去10カ年の推移は件数が上から3番目、請負金額が上から4番目。
 内訳を見ると、増加はネクスコ中日本41億円、北陸地方整備局30億円、富山市と県農林水産部が各21億円、県土木部14億円など。減少は朝日町9億円など。
 また、市町村別の累計前払金保証取扱高は、富山市が97億円余でトップ。射水市40億円余、高岡市19億円余、南砺市17億円余、砺波市16億円余で続いた。
 工事場所別の保証取扱高累計では、新川土木管内以外はすべて増加。市町村ごとも朝日、魚津以外はいずれも増えている。累計の中間前払金保証取扱件数は、県土木部が12件で最多。次いで富山市の5件となった。

hokuriku