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日刊建設タイムズ社
2019/08/07

【千葉】「のぎく」が50・7億円で落札/リサイクルプラザ整備/松戸市

 松戸市は、(仮称)松戸市リサイクルプラザ整備事業の制限付き一般競争入札(総合評価方式)で、メタウォーターを代表企業、湯浅建設を構成員とする企業グループ「のぎく」を落札者に決定した。設計、建設、維持管理を一括して発注するDBM方式で実施するもので、設計・建設工事費及び維持管理費を合わせた予定価格51億498万4546円に対し、入札価格は50億7000万円(うち設計・建設工事費35億3000万円、いずれも消費税を除く)だった。今後、10月上旬に仮契約を結び、12月議会の議決を経て本契約を結ぶ。設計・建設期間は2021年11月30日まで、維持管理期間は同12月1日(または施設が建設事業者から市に引き渡された日の翌日のいずれか遅い日)から41年11月30日まで。
 入札では、ほかに新明和工業が応募者名「さくら」で参加申請を行ったが、資格審査合格後、技術提案書の提出を辞退した。
 総合評価は、非価格要素点60点、価格要素点40点の合計100点満点で行われ、「のぎく」は非価格要素点34・5点、価格要素点40点の合わせて74・5点を獲得。その際、非価格要素審査では特に、運転費の低減対策、施設内作業動線(各階における作業性やメンテナンス性を盛り込んだ設計等)、処理システム(機器点数の削減による建設費の削減等)、維持管理中の周辺環境対策(データに基づく騒音対策等)、火災・爆発事故等対策などの提案が高く評価された。
 また、価格要素審査の基になった予定価格は51億498万4546円(設計・建設工事費35億5000万円、維持管理費15億5498万4546円)、入札価格は50億7000万円(設計・建設工事費35億3000万円、維持管理費15億4000万円)。
 同市では市内で発生する粗大ごみについて、家電製品類および金属類は資源リサイクルセンター、木製品類は和名ヶ谷クリーンセンター、大型プラスチック製品類は日暮クリーンセンターという具合に、3つの施設で別々に処理してきた。
 現施設の設備は老朽化が進み更新時期を迎えているのに加え、中間処理後の残渣物を施設間で移動する必要があることから、六和クリーンセンター(七右衛門新田316−4、敷地面積約1・5ha、機械炉450t/日)を廃止し、その跡地に(仮称)リサイクルプラザを建設することで、粗大ごみを1か所で処理できるようにする。
 新たに建設するリサイクルプラザの規模は、39t/5h。各ラインごとの施設規模は、不燃系処理ラインが25・9t/5h、可燃系処理ラインが12・4t/5h、有害物処理ラインが0・7t/5h。
 事業期間は、設計・建設期間が契約締結日の翌日から2021年11月30日まで。維持管理期間が21年12月1日(または施設が建設事業者から市に引き渡された日の翌日のいずれか遅い日)から41年11月30日まで。維持管理期間終了後も継続して10年間程度使用することができるよう、施設の要求水準を満足できる状態に保ち、市または市が指定する第三者に引き継ぐ。
 同事業に伴う基本計画等業務は建設技術研究所、発注者支援業務は八千代エンジニヤリングが担当。k_times_comをフォローしましょう
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