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建通新聞社(東京)
2019/08/09

【東京】都 大谷町、府中住吉の2団地建替で基本設計

 東京都住宅政策本部西部住宅建設事務所は8月9日、「都営高層住宅大谷町団地(仮称)(後期)基本設計」と「都営中層住宅府中住吉町二丁目団地(第2期)基本設計」の設計者選定に向けたプロポーザル手続きを開始する。いずれも老朽化した既存アパートを解体し、大谷町は1棟約108戸、府中住吉町は2棟約96戸の住宅を新築する計画。いずれも30日〜9月5日に参加表明書と技術提案書を受け付け、提案内容の審査とヒアリングを行って設計者を特定。10月16日の見積もり合わせを経て業務を委託する。
 大谷町団地は、1971年に完成し、建物や設備の老朽化が著しい都営八王子南大谷アパート(八王子市大谷町45ノ1他、敷地面積約1万4000平方b)を建て替えて整備する。既存アパートは全7棟230戸で構成しており、2018年度に1期・2期(前期)の建て替えに向けた基本設計に着手した。
 今回基本設計を行う後期事業は、敷地西側の約7000平方bの区域が対象。既存の5〜7号棟の3棟112戸を解体し、その跡地に鉄筋コンクリート造で1棟約108戸の住宅を建設する。付帯施設として集会所や駐車場、駐輪場、ごみ容器置き場などを整備する。
 敷地の用途地域は準住居と第1種中高層住居専用で、建ぺい率60%、容積率200%。
 納期は20年3月19日。参考業務規模(税込み)は600万円程度。
 一方、府中住吉町二丁目団地は、68年に建設した都営府中南町アパート(府中市住吉町2ノ30他)を建て替えて整備する。既に第1期として鉄筋コンクリート造5〜6階建て4棟181戸を供給しており、今回の第2期で鉄筋コンクリート造で2棟96戸を新築し、付帯施設として駐車場や駐輪場、ごみ容器置き場を配置する。
 対象の敷地は既存の9号棟(32戸)がある約2410平方bと、15号棟(40戸)の解体跡地となっている約1850平方bで、建て替えた住宅を挟んだ飛び地の格好となっている。用途地域は第1種中高層住居専用で、建ぺい率60%、容積率200%。
 納期は20年3月23日。参考業務規模を約600万円と見積もっている。

提供:建通新聞社