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建通新聞社(神奈川)
2019/08/09

【神奈川】横浜市 復建エンジで概略設計 3号線延伸

 横浜市交通局は高速鉄道3号線の延伸に関わる概略設計業務の委託先を復建エンジニヤリング(横浜事務所、横浜市磯子区)に決めた。7月31日の公募型指名競争入札に6270万円で応札した同社を落札者とし、8月6日付で契約を結んだ。事業許可の取得に向け、2019〜20年度の2カ年で関係省庁協議に必要な基礎資料や建設計画などを作る。
 高速鉄道3号線の延伸は、市営地下鉄ブルーラインをあざみ野駅(青葉区)から小田急線新百合ケ丘駅南口付近(川崎市麻生区)まで伸ばすもの。あざみ野駅から横浜市内の嶮山付近とすすき野付近の各中間駅を経て、川崎市内のヨネッティー王禅寺付近にも中間駅を設けるルート(東側ルート、路線延長約6・5`、概算事業費約1720億円)が有力で、19年度内にルートを固める方針だ。30年の開業を目指している。
 今回の業務では、17・18年度に行った基礎調査(担当=復建エンジニヤリング、日本シビックコンサルタント)の検討成果を基に▽路線▽運行▽駅▽設備▽車両基地▽作業ヤード―の計画などを具体化し、用地費を含む概算事業費を算出した上で協議用資料をまとめる。21年2月26日を期限に成果をまとめてもらう。
 また、横浜市と川崎市は8月23・25・26・31日の4日間で事業概要や概略ルート・駅位置、今後の進め方などを地元に説明する。

提供:建通新聞社