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西日本建設新聞社
2019/08/20

【熊本】9月14日に俵山トンネルルート全線開通 地震から約3年5月ぶり

 熊本地震で被災し、復旧を進めている俵山トンネルルート(県道熊本高森線)が9月14日に全線開通することが明らかになった。約3年5月ぶりに地震前のルートが通行可能になり、阿蘇地域の大動脈がまた一つ回復する。
 俵山ルートは、地震で西原村小森から南阿蘇村間の約10`が通行不能になった。区間内には橋梁6カ所、トンネル2カ所があり、いずれも大規模な被害を受けた。
 2016年12月24日には暫定ルートで開通。17年12月24日には俵山トンネルの起点側に位置する鳥子地区約2・3`を部分開通し、18年7月20日には桑鶴大橋の通行を再開した。今月3日には俵山大橋(165b)が完成している。
 復旧を残すのは大切畑大橋(265b)。PC橋脚の増杭や床版の取替え、橋桁などの補修を進めている。直轄代行する国土交通省熊本復興事務所は9月2日から現道切り替えに向けた擦りつけ工事を行う。
 9月14日は、大切畑大橋(熊本側)で式典を開いた後、午後3時から一般開放する。

提供:西日本建設新聞社
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