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福島建設工業新聞社
2019/08/21

【福島】工事現場を一斉閉所/9〜11月の第2土曜日

 建設工事現場での週休2日制導入に多くの課題が指摘される中、福島県内でも行政機関と建設産業が連携して導入を促進する取り組みが初めて行われる。国、県等と県建設業協会、県建設産業団体連合会は協調して、9〜11月の第2土曜日を「週休2日制普及促進DAY」に定め、県内の公共工事現場を一斉に閉所する。市町村にも協力を求め、受発注者が足並みをそろえて週休2日制を推進し、県内建設産業の魅力向上、働きやすい職場環境づくりにつなげる意向だ。
 実施日は9月14日、10月12日、11月9日の3日間。@東北・北陸地方整備局県内7事務・管理所(福島河川国道、郡山国道、磐城国道、小名浜港湾、阿賀川河川、摺上川ダム、三春ダム)A東北農政局県内2事業所(会津南部農業水利事業所、会津北部農業水利事業建設所)B県(農林水産・土木部、教育庁等)C県内59市町村―の発注工事について、災害等緊急工事や工程上やむを得ない場合を除き、現場を休みとする。環境省発注工事は緊急性等を考慮し対象から外した。
 県建設業協会は加盟全244社、県建設産業団体連合会は傘下団体のうち22団体が取り組みに参加する。両団体所属外の企業についても、各発注機関が協力を求める。
 週休2日制の導入については国、県が普及・拡大策を積極的に講じる一方で、業界側からは工期設定や技能者の賃金等の課題が指摘されている。東北地整ではキャンペーンの取り組み状況などを検証し、今後の施策等につなげたい考えだ。