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建設経済新聞社
2019/08/21

【京都】東大路通の歩行空間創出事業 祇園交差点改良工事など予定

 京都市は20日、安心・安全な東大路通歩行空間創出事業について、令和元年度の主な取組予定を明らかにした。
 東大路通歩行空間創出推進会議で報告した内容によると、取組1〈横断勾配の改善〉では、祇園交差点付近、京都銀行〜東山区役所、東山五条交差点北側歩道の横断勾配を改善する工事を予定。同工事に併せて、八坂神社石段下の歩道舗装の補修を行う。
 取組2〈電柱等の移設と集約〉では、3本の電柱移設と2本の照明柱等の集約を検討中。
 取組3〈部分的な歩道拡幅〉、取組5〈バス待ち空間の確保〉では、祇園バス停(南行)の部分的な歩道拡幅工事を実施予定。同工事に併せて祇園交差点南西側の歩道拡幅を含む交差点改良工事(▽北行左折車線1車線減少▽バスベイ移設▽横断歩道付替え▽巻き込み(歩道)拡幅▽区画線整備)を実施予定。
 取組4〈バス停移設〉では、清水道バス停(北行)を京都銀行前から東山区役所前へ移設する予定。新バス停は東山区役所地下駐車場の入庫口(南側)と出庫口(北側)の間となるため、駐車場出庫口のフェンスを透明フェンスに変えるなど安全対策を講じる考え。
 取組6〈魅力ある道路整備による誘導促進〉では、下河原通で石畳風舗装等の工事を予定。
 取組7〈案内標識の充実〉では、案内サイン、誘導サインを合わせて15基設置・更新予定。
 市のこれまでの取組の進捗状況をまとめると、横断勾配の改善で令和元年7月までに八坂通から東山五条の東側歩道など約650m区間の工事を完了。電柱等の移設と集約で令和元年7月末時点において、三条通から七条通間で22本の照明柱等の単独柱を電柱に集約する工事と12本の電柱移設を完了。部分的な歩道拡幅で令和元年7月までに祇園バス停(北行)の部分的な歩道拡幅を完了。魅力ある道路整備による誘導促進で令和元年5月までに神幸通において石畳風舗装等の工事を完了。案内標識の充実で平成30年度までに案内サインを11基設置・更新、誘導サインを6基設置した。