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建通新聞社(中部)
2019/08/21

【愛知】愛知県消防学校 NTTファシで実施設計

 愛知県防災局は、消防学校の長寿命化に伴う更新整備に向け、実施設計をNTTファシリティーズ(名古屋市熱田区)に委託し、作成作業に入った。本年度中に設計書をまとめ、2020年度以降の工事発注に備える。
 今回の更新整備では、15年度の消防施設運用基準の改正に伴い、より実践的な訓練施設の導入が求められるようになったことから、長寿命化に併せて訓練施設についての機能拡充も図る。
 主な対象施設は、鉄筋コンクリート造2階建て(一部地下あり)延べ3020平方bの管理教育棟、同造3階建て延べ4147平方bの宿泊棟、鉄骨鉄筋コンクリート造2階建て(一部地下3〜4階)3471平方bの屋内訓練場。いずれも長寿命化対策として、古くなった施設の内・外装、設備などを一新。宿泊棟については長寿命化とは別に施設を増設し、初任科生や女性消防職員の受け入れ増にも対応する計画だ。
 この他、構内にあるグラウンド、レンジャー訓練塔、水難救助訓練施設の機能の拡充・向上整備を行う。水難救助訓練施設のプールは現在3bしかない深さを10bにすることを検討している。
 同消防学校は、愛知県尾張旭市新居5182ノ1393の敷地約7万平方bに所在。昭和50年代前半に建設した施設で全体的に老朽化が進んでいる。

提供:建通新聞社