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北陸工業新聞社
2019/08/27

【石川】債務負担に70億4550万円/七尾市ごみ処理施設整備/9月補正予算案/運営費80億円余も計上 

 七尾市は同市吉田町のななかリサイクルセンター敷地内で計画する新ごみ処理施設について、9月補正予算案に整備事業費の債務負担行為70億4550万円(期間20〜22年度)を設定した。運営費の債務負担行為80億360万円(同22〜42年度)も別途盛り込んだ。
 市は建設工事や運営管理などを民間事業者に包括的に委託する「DBO方式」を採用し、10月をめどに総合評価の一般競争入札で公告する方針だ。20年度中の契約を予定している。
 新ごみ処理施設は、志賀町にあるごみ固形化燃料(RDF)焼却施設「石川北部RDFセンター」が22年度末で事業終了することに伴い、ななかリサイクルセンターの旧第1衛生処理場跡地約5800平方メートルに整備される。24時間連続運転のストーカ式焼却炉2基を備え、処理能力は1日当たり約70トンを想定する。中能登町のごみも受け入れる。23年度の供用開始を目指す。
 基本設計・発注支援、生活環境影響調査の関連業務は中央設計技術研究所が担当。
 市が26日に発表した9月予算案は一般会計1億6179万9000円の増額となり、同総額を300億9954万1000円とした。
 主要事業では、6月29〜30日に発生した豪雨災害の復旧費として道路・河川に7000万円、社会教育施設に2501万7000円を計上したほか、消防団袖ケ江分団車庫詰所整備に伴う設計費149万6000円などを配分。20〜23年度の債務負担行為として、市土地開発公社による国道470号能越自動車道田鶴浜七尾道路の用地先行取得に関する債務保証費9790万円も設定した。

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