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北陸工業新聞社
2019/08/28

【石川】実施設計、測量に2600万円/金沢市価値創造拠点施設/来年度着工へ 

 金沢市は、19年度9月補正予算案に価値創造拠点施設整備事業費2600万円を盛り込んだ。20年度の着工に向け、実施設計および測量調査に取り掛かる方針だ。
 同施設は市中心部に位置する旧野町小学校の校舎を活用して整備。産学官の叡智を融合したAI(人工知能)やIot(モノのインターネット)、ロボットなどの最先端技術を応用、創造、発信するイノーベション施設として、利用する地場企業や若者・女性の起業家らのコミュニティ形成による世界的ビジネスの創出、AIエキスパートや未来のクリエイターの育成などを目指す。
 施設となる旧野町小校舎はRC造4階建てで、このほど1階部分に移転した野町公民館以外のスペース約3500平方メートルを改修する。
 内部の配置計画によると、3・4階に最先端機材を備えた研究・教育施設、プログラミング創作ルーム、キッズクリエイティブルーム、クリエイティブラボ、ギャラリー、オープンキッチンなどを整備し、2階を民間の創業支援スペースや共有オフィスとする。1階には施設を利用する起業家や市民も利用できる交流カフェを設ける。
 基本設計は金沢計画研究所が担当しており、業務期間は9月中旬まで。今年度中に実施設計を進め、来年度の着工、21年春のオープンを予定している。

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