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北陸工業新聞社
2019/09/10

【石川】七尾市議会/能登島向田町に建設/一般質問有害鳥獣専用焼却施設 

 七尾市議会9月定例会は9日、本会議を再開し、7氏が一般質問した。市側はイノシシなど有害鳥獣対策について、専用の焼却施設を能登島向田町の旧七尾鹿島広域圏火葬場跡地に建設する意向を示した。
 前田健産業部長が佐藤喜典氏(無会派)に答えた。前田部長は今月8日に地元町会と建設予定地に隣接する土地所有者を対象に説明会を開き、おおむね理解を得られたことを報告。今後は今年度中に焼却施設の概略計画を取りまとめ、国に交付金事業の申請を行い、20年度の完成、21年4月からの稼働を目指すとした。
 運営会社が破産した七尾駅前の複合商業施設「パトリア」に関して、不嶋豊和市長は「1〜2階の商業施設の魅力創出について、現在、経済界から基本的な考え方を聞いている」と述べ、「破産手続きの進ちょくを注視する状況に置かれているが、市が関われることは積極的に関わり、活性化、再生につなげていきたい」と強調した。荒川一義氏(無会派)への答弁。中西庸介氏(新政会)もパトリアの問題を取り上げた。
 バイテックベジタブルファクトリーが中島中跡地などに建設する植物工場の計画について、不嶋市長は「現在、工場に導入する設備や技術の最終的な精査をしていると聞いている」と述べ、年内着工は難しいとの見解を示した。

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