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滋賀産業新聞
2019/09/11

【滋賀】県高島土木 麻生古谷梅野木線「立戸橋」の橋梁耐震補強

 県高島土木事務所は、高島市朽木地子原他に位置する「立戸橋」の橋梁耐震補強工事を計画している。設計業務を20年2月末メドに取りまとめ、工事発注については、予算次第で流動的になるが、早ければ3月頃の可能性もあり、遅くても20年度早期を予定している。工事期間は1ヵ年での完了を目指す。
 計画によると、第3次緊急輸送道路となる麻生古谷梅野木線に架かる同橋の耐震補強を実施。設計は、レベル2地震動に対して耐震性能2を確保することを目標に行う。過年度の定期点検結果等を基に、現状の損傷劣化の原因と進行を把握した上で、適切で効率的・効果的な橋梁補修設計を行うことで橋梁長寿命化を図る。
 対象橋梁の立戸橋は、橋長38b、幅員5・8b、上部工形式・2径間単純鋼板桁、下部工形式・重力式橋台、壁式橋脚。基礎形式は直接基礎で、架設年1970年、点検年2016年(健全度判定区分U)、耐震補強の有無としては縁端拡幅、落橋防止装置がある。
 上部工の補修設計は、確認された損傷に対するコンクリート部材補修設計(ひび割れ補修工、断面修復工、表面保護工等)、鋼部材補修設計、排水施設補修設計。下部工の補修設計はコンクリート部材補修設計(ひび割れ補修工、断面修復工、表面保護工等)、洗掘るに対する補修設計。既存伸縮装置の取替、既設支承の補修、取替、既設高欄・防護柵の高さを検討し、補修設計に着手し、高欄補修に伴い荷重増加の場合は地覆再構築や床版補強を検討する。
 なお、設計は東洋技研コンサルタント(大阪市淀川区)が担当している。

提供:滋賀産業新聞