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建設経済新聞社
2019/09/13

【京都】淀高架橋補修の京阪跨線区間 京阪電鉄に約7億円で委託へ

 京都市は、淀高架橋補修工事について、京阪電鉄跨線区間を京阪電気鉄道鰍ノ委託する。
 市は、橋りょう対策の優先順位を明確化した「いのちを守る 橋りょう健全化プログラム」の第2期プログラム(平成29年度〜令和3年度)に基づき、耐震補強及び老朽化修繕を進めている。
 このプログラムに位置付けている淀高架橋の補修工事について、一般区間及び橋面部分は、総合評価方式の淀高架橋補修(その1)工事、淀高架橋補修(その2)工事、淀高架橋補修(その3)工事の3件一括で7月9日に開札し、吉村建設工業梶i京都市中京区)が2億5520万円で落札した。契約金額は2億8072万円。工期は令和元年7月9日から令和3年2月15日。10月上旬から現地における工事着手を予定。
 京阪を跨ぐ跨線区間は、京阪電気鉄道梶i大阪市中央区)に随意契約で委託する予定。委託金額は概算で約7億円を見込む。工期は令和元年度から令和3年度。10月下旬に仮契約を締結し、11月市会に契約締結議案を提出する。議決後、令和2年3月頃から現地における工事着手を予定。
 工事延長は431m(一般区間199m、京阪跨線区間232m)。耐震補強は橋脚繊維シート補強16橋脚、地中基礎コンクリート巻立て40基等。老朽化修繕は塗装塗替約3400u、照明取替21基、舗装打替約4000u等。
 耐震補強により、阪神・淡路大震災や東日本大震災クラスの地震に耐え、緊急輸送道路として災害時における避難ルートや救援車両等の通行を確保。老朽化修繕により、本来の機能を発揮させ、安全快適な通行を確保する。
 淀高架橋(伏見区淀木津町他)は、緊急輸送道路に指定されている主要府道宇治淀線に昭和52年に建設された高架橋で、建設後42年が経過している。