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日刊建設工業新聞
2019/08/29

【鳥取】交差点39カ所に防護柵設置/園外活動ルートの安全確保

 今年5月、滋賀県大津市の県道交差点で乗用車と軽乗用車が衝突し、保育園児らが死傷した事故を踏まえ、県土整備部は県下で危険視される交差点39カ所の安全対策費を「9月補正」に盛り込む方針を固めた。事業費は6200万円。
 大津市の死傷事故を受けて、県は各保育施設周辺の園外活動ルートにある危険カ所を緊急点検。「歩道がない」「歩道に防護柵がない」といった意見が寄せられており、うち県管理道路288カ所については7月中に再点検していた。
 この結果同部は、園児が信号待ちをする交差点部では、車両が誤って侵入するなど重大な事故につながる可能性があると判断。緊急度が高い交差点39カ所を洗い出し、防護柵(ガードパイプ)の設置を決めた。
 主な対策カ所は、鳥取市大工町頭の県道若葉台東町線・樗谿入り口交差点に防護柵44b、米子市皆生新田の国道431号・労災病院入り口交差点に防護柵42bなど。同部では「9月補正で予算が認められれば、年度内に対策を完了させたい」(道路企画課)と話している。
 また、県管理道路以外の国、市町村管理道については、9月中に関係機関とともに合同点検を実施。10月に対策案をまとめて国に報告する。
 9月補正に対策費を要求する各県土の交差点カ所数は次の通り。
▽鳥取県土=樗谿入り口交差点など15カ所▽八頭県土=県道郡家停車場線(八頭町郡家)など3カ所▽中部県土=県道倉吉福本線・湊町交差点(倉吉市東町)など8カ所▽米子県土=労災病院入り口交差点など13カ所

日刊建設工業新聞