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北陸工業新聞社
2019/09/19

【石川】橋梁369、トンネルは36カ所/今後5カ年で長寿命化修繕/県議会一般質問/送水管耐震化進捗率約5割 

 石川県議会9月定例会は18日、本会議を再開、打出喜代文(未来石川)、不破大仁(自民)、八田知子(同)、川裕一郎(WILL石川)、車幸弘(自民)、清水真一路(同)の6氏が一般質問に立った。
 道路施設の老朽化点検に関する質問に対し、竹俣隆一土木部長は「2014(平成26)年度から橋梁、トンネルの点検を進め、昨年度までに全個所が完了。劣化により修繕が必要な県管理施設は橋梁258橋、トンネル29カ所」と説明。県では劣化が進行する前に修繕を繰り返す予防保全にも取り組んでいるとし、「今回の点検結果も踏まえ、昨年度末に長寿命化修繕計画を見直しし、人員や財政面に配慮しながら今後5カ年で修繕が必要な施設と、予防保全を実施する施設とを合わせ橋梁369橋、トンネル36カ所において、計画的に取り組む」と答えた。
 竹俣土木部長は県水送水管耐震化事業に関して「全体計画延長約130キロメートルのうち、昨年度末で約67キロメートルが整備済み。工事の進捗率は約5割程度であり、現時点で全体の完了時期を示すことは困難」とした。
 県立野球場の改築時期について、谷本正憲知事は「多額の財政負担が見込まれる事業が目白押しであり、財政状況を見極めながら慎重に検討する必要がある。現段階では残念ながら具体的に申し上げることは難しい」と述べるにとどめた。

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