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　社会福祉法人梅光会（金沢市石引４丁目６番１号、野崎卓道理事長）が同所で計画する児童養護施設「梅光児童園」の大規模改修工事は、兼六建設で着工した。
　梅光児童園はＲＣ造２階建ての５つの施設で構成し、１９８９（平成元）年に整備。このうち１棟は改修済みで、今回の工事では残り４棟の居住棟のうち、１棟をアフターケアに特化した自立支援施設に改修するほか、そのほかの居住棟についても小グループ化に向けた部屋割りの変更に伴い、間仕切りなど内装を中心に改修し、施設環境を充実させる。
　設計は杉本茂則建築事務所（金沢市無量寺）が担当。工期は園児らの生活に支障がないよう２段階に設定し、第１期が１２月、第２期が来年３月までを予定する。
　２０１７（平成２９）年６月の児童福祉法改正では、より家庭的で快適な養育環境の中で、きめ細かなケアが促進されるよう、児童養護施設の小規模化や地域分散化を進める方針が示された。法人では同方針を受け、施設の快適性向上、機能転換や高機能化に向けて今回の工事に着手する。