トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2019/09/20

【京都】被災の北陵地域公民館改築 概ね同規模程度で計画

 福知山市は、北陵地域公民館整備事業、北陵総合センター施設除却事業にそれぞれ新規着手する。
 北陵地域公民館、こぶし荘、ロッジ森の家、キャンプサイト、芝生公園などから成る北陵総合センター(福知山市下野条135)については、こぶし荘(本館・新館)が平成30年7月豪雨により背後の法面が崩壊し、建物周辺を含め広範囲にわたり地割れが生じ、池周辺の地盤沈下が発生するなど危険な状態。また山村基幹集落センター(北陵地域公民館)も同様に危険な状態で、かつ、土砂災害警戒区域の法面の肩に立地していることから、ともに解体することを決めた。
 こぶし荘は本館がRC造一部S造2階建、延603・59u、新館がRC造一部S造2階建、延393・63u。北陵地域公民館はRC造一部S造平屋建、延463・1u。
 北陵地域公民館については、早期に新たな施設の建設を目指す。規模は既存施設と同程度となる見通し。
 9月一般会計補正予算案に北陵地域公民館整備事業1660万円(新北陵地域公民館建設地地質調査業務247万円、新北陵地域公民館設計業務1413万円)、北陵総合センター施設除却事業800万円(解体設計業務委託料)をそれぞれ新規計上した。
 令和元年度は、こぶし荘及び北陵地域公民館の解体設計を進めるとともに、新北陵地域公民館建設地の地質調査と設計業務を実施する。
 令和2年度は、こぶし荘及び北陵地域公民館の解体工事を実施し、跡地付近に新北陵地域公民館を建設し、令和3年度の完成を予定。
 新北陵地域公民館の建設地は、土砂災害警戒区域(イエローゾーン)でない場所を選定する。安心安全でバリアフリーを確保し、災害時の地域住民の避難に対応した新施設を建設する。