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建通新聞社(東京)
2019/09/25

都 代々木公園陸上競技場改修へ設計開始

 東京都建設局東部公園緑地事務所は、代々木公園内に配置している陸上競技場とサッカー・ホッケー場の改修に向けた設計作業に着手する。既存施設の劣化状況や競技団体との調整などを踏まえながら、施設の構造や材料、規格、デザイン、施工法などを固める。9月30日申請締め切り、10月24日開札の希望制指名競争入札を経て業務を委託し、年度内に成果を得る。
 代々木公園(渋谷区神南2丁目他)は、戦後の進駐軍宿舎や、1964年の東京オリンピックで選手村として活用された後、都が再整備して67年に開園した。道路を挟んで北側をA地区(森林公園)、南側をB地区(陸上競技場、野外ステージなど)に区分し、屋外バスケットボールコートやサイクリングコース、ドッグラン、噴水広場なども配置している。
 陸上競技場は日本陸上競技連盟第3種公認の施設で敷地面積は約2万平方b。400bトラック8レーンを配置し、ナイター用の照明設備を設置。都民のスポーツレクリエーションに幅広く利用されている他、国立競技場で行われる主要大会のサブトラックとしても使われている。
 今回は2021年4月の日本陸連の公認更新に向け基本・実施設計をまとめる。陸上競技のルール修改正や経年劣化による施設の不具合に対応するよう、日本陸連などと協議しながら改修内容を固め、概算工事を算出して工程計画を策定する。
 一方、サッカー・ホッケー場は面積約1万2000平方b。グラウンド部分(約9200平方b)はクレー(土)、周辺部が芝で、土のグラウンドを舗装することを前提に基本設計を行う。
 フィールド舗装の仕様や整備コスト、管理コストなどを比較検討するとともに、施設の経年劣化による不具合や利用者の要望などを確認して改修内容をまとめる。

提供:建通新聞社