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滋賀産業新聞
2019/09/30

【滋賀】県木之本支所 国道365号「阿弥陀橋」の耐震補強

 県長浜土木事務所の木之本支所は、橋梁長寿命化修繕計画に沿って次年度以降の耐震補強工事の実施に備え、今年度事業で国道365号の「阿弥陀橋」を対象に橋梁の耐震補強に係わる詳細設計を進めていく。
 事業を管轄する道路計画課ではこのほど、担当コンサルを正和設計に決め、来年2月中旬の完了を目途に詳細設計を行なう。
 耐震補強設計を実施する阿弥陀橋(長浜市高月町落川〜馬上地先)は、一級河川の「高時川」に係る橋長L175bの国道橋(写真)。幅員は全幅W10・3bで、上部工の構造はポストテンションT桁橋、下部工は逆T式橋台となっている。
 昭和49年度に架設されて以来、すでに45年の年月が経過。平成28年度に行った橋梁点検業務では、T〜W段階の「健全度」がレベルUと評価され、耐震補強が必要とされた高時川に架かる長大橋のひとつ。
 今回の橋梁耐震設計(国道365号補助道路耐震設計業務委託)では、橋梁の耐震性を高めるために仮設工を含む耐震補強の詳細設計を実施。橋梁の耐震性能2を満足させること、橋梁の等級および活荷重は変更しないこと、橋梁台帳や橋梁点検結果および橋脚部の鉄筋調査結果により行うこと―などを設計条件に設定。
 なお、本設計業務の実施にあたっては、橋梁修繕設計調査業務を別途発注(担当・正和設計)しており、設計・施工についての手戻りが生じない様に、相互の連絡調整を密にして業務を進めていく。これら橋梁の修繕と耐震補強については、今のところ次年度以降に一括で工事発注となる模様。
 平成29年度から10ヵ年間における県の橋梁長寿命化修繕計画(平成29年3月見直し分・5年に一度見直し)では、之本管内において今回の国道365号の阿弥陀橋をはじめ、国道365号の余呉大橋(橋長L174b)や国道303号の新栄橋(橋長L102b)など、計画年度の後期で橋梁の点検結果を踏まえた対策を予定する橋梁は合わせて8橋。それぞれ令和4年度から令和8年度の後期5ヵ年間において、橋梁の補強工事等が進められていく(令和3年度の見直しで変更の可能性あり)。

提供:滋賀産業新聞