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建通新聞社(神奈川)
2019/10/01

【神奈川】横浜市 工事発注見通しに競争入札733件

 横浜市は2019年度10月期の工事発注見通し(10月1日現在)で23工種・733件の競争入札案件を挙げた。このうち土木の「都市計画道路上郷公田線(公田地区)道路建設工事」、建築の「上大岡駅改良工事(その2)」、電気の「新羽ポンプ場発電設備工事」の計3件がWTO一般競争入札の対象。また、新本牧ふ頭整備に伴うハイブリッドケーソン製作工事4件の工種を鋼構造、入札方式を条件付き一般競争入札とした。
 競争入札案件の中で格付け7工種は▽土木=193件▽舗装=110件▽造園=103件▽建築=34件▽電気=44件▽管=19件▽上水道=23件―の内訳。他に機械器具設置の90件や鋼構造の24件、塗装の20件などがある。
 WTO一般競争入札の対象のうち「都市計画道路上郷公田線(公田地区)道路建設工事」は、上郷公田線・公田地区の終点部にNATMで桂町トンネルを築造するもので、4月と6月の2度にわたる入札中止を受けて3度目の入札を実施する格好。9月20日に成立した補正予算で債務負担行為の期間を20〜22年度から20〜23年度、限度額を57億円から77億円に変更した。第3四半期中の入札で施工予定者を決め、20年第1回市会定例会に契約案を付議する見通し。
 「上大岡駅改良工事(その2)」は、市営地下鉄ブルーライン上大岡駅のコンコース・駅事務室・旅客用トイレの改修や京急連絡口の地上行きエレベーター上屋設置、耐震補強などが内容。7月の不調を受けて、第3四半期中に2度目の入札を実施する予定でいる。
 「新羽ポンプ場発電設備工事」は前回7月期の見通しで第2四半期の条件付き一般競争入札を予定。今回10月期の見通しでは第4四半期のWTO一般競争入札で施工者を決めることとし、工期もこれまでの29カ月から25カ月に短くした。
 新本牧ふ頭整備のハイブリッドケーソン製作工事4件は、7月期の見通しで工種が港湾、入札方式がWTO一般競争入札だった。今回10月期の見通しでは「鋼殻製作」とし、1件当たりの製作函数を全て5函(7月期3〜6函)に改めている。
 競争入札案件の他、随意契約で5工種・120件(電気66件、機械器具設置48件、電気通信3件、土木2件、港湾1件)の工事を発注する予定だ。

提供:建通新聞社