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建設経済新聞社
2019/10/02

【滋賀】稲枝駅近接の都市公園整備 可能性調査をプロポ

 彦根市は、JR稲枝駅に近接する約8fに新技術を導入した地区公園、歴史公園の都市公園整備を予定、同地を対象とする「地方都市における新たな官民連携の都市公園整備可能性調査業務」の公募型プロポーザルを1日付けで公告した。
 整備を想定している都市公園には、防災機能やレクリエーション機能(健康・交流に係るレクリエーション機能)のほか、事業地の一部から、「3世紀前半を中心とするヤマト政権成立期の大集落」、「クニの成り立ちを考えるうえで重要な遺跡」と評価される日本の歴史上重要な遺跡が発掘されたため、歴史ゾーンを整備することも検討している。
 同整備では、民間のノウハウを活用し、スラックライン等の新スポーツや電子機器と連動したeスポーツなど近年需要が高まっている機能について民間収益事業(施設)として検討するほか、導入想定機能に新技術を導入するなど検討する。
 整備方針によると、導入想定機能等は、@景観形成=芝生広場、既設花壇等(RPG型ゲーム、ウォークラリーアプリ)Aレクリエーション健康増進=ニュースポーツ広場、多目的広場等(スポーツレッスンアプリ、AR芸術展)B歴史環境との融合=AR歴史アプリ、情報発信等(遺跡・生活の再現)C交流・連携づくり=パークセンター、交流広場等(AR芸術展、ウォークラリーアプリ)D防災機能の向上=防災関連施設、貯水槽、エネルギー等(災害体験アプリ)−。
 可能性調査にあたっては、今年8月に、地方公共団体のPPP/PFI導入を支援する国土交通省補助事業「先導的官民連携支援事業」に採択された(事業手法検討支援型)。
 公募の概要は次の通り。
 ◆公募型プロポーザル◆
▽公告日=10月1日
▼業務名=地方都市における新たな官民連携の都市公園整備可能性調査業務
▽業務の目的=JR稲枝駅周辺のまちづくりの中心となる都市公園の整備にあたり、民間事業者へのヒアリングによる事業参画意向の探索や最適な資金調達スキームの検討等によりその実現可能性を調査するもの
▽業務内容=対象事業に関する前提条件の整理、民間事業者ヒアリングおよび参画意欲分析、事業内容および事業範囲の検討、新技術(ICT、IOT等)の導入検討、新たな資金調達スキームの検討、複合型官民連携スキームの検討、今後の整備方針と課題の整理
▽業務場所=彦根市
▽委託期間=2年3月9日
▽委託金額=上限1100万円(税込)
▽参加資格等=過去に国土交通省の先導的官民連携支援事業に関する業務を受託した実績、配置を予定する技術者が、官民双方の立場でPFI/PPPの企画・立案に関する経験を有する者−など
▽企画提案書等提出期限=10月18日5時まで、持参または郵送
▽プレゼンテーション=10月25日1時30分〜
▽最優先事業者の決定、通知=10月28日
▽問合せ先=都市建設部都市計画課、рO749−30−6124直通