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北海道建設新聞社
2019/10/03

【北海道】山下JOC会長が来札 30年冬季五輪招致へ機運醸成期待

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が1日、視察で札幌市を訪れ、秋元克広市長や鈴木直道知事と懇談した。市が目指す2030年の冬季大会招致について山下会長は「ラグビーワールドカップや東京大会の成功を通じた機運の盛り上がりが30年につながる」と地元の機運醸成に期待した。

 6月末に山下氏がJOC会長に就任後、初の会談。東京2020大会でサッカー1次予選リーグの競技会場となる札幌ドーム視察に合わせ市や道を訪問し意見を交わした。

 冬季大会招致を目指す秋元市長は「東京大会を成功に導くことは、必ず30年招致につながる。東京の次は札幌という流れにしたい」と協力を要請。鈴木知事も本道活性化で連携姿勢を示した。

 懇談後、札幌市の30年招致について山下会長は記者団に「全ては国際オリンピック委員会(IOC)が開催候補地の要綱を示した後の検討になる。確定的なことは言えないが、機運が盛り上がっていくことが大事」と指摘。

 その上で「招致の連携は竹田恒和前会長から引き継いでいる。橋本聖子五輪担当相からも30年をよろしくと言われた。そういう流れが自然にできあがっていくと思う」と示唆。IOCが地元の開催機運を重視する中、東京大会などを通じ、招致機運を盛り上げることを期待した。