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北陸工業新聞社
2019/10/07

【石川】輪島穴水環境組合/建築780点、清掃1000点以上/ごみ焼却施設の公募型プロポ 

 輪島市穴水町環境衛生施設組合は4日、新ごみ焼却施設に関する「輪島市・穴水町地域エネルギー回収型廃棄物処理施設整備運営事業」の公募型プロポーザルの募集要項を公表した。事業方式は設計・施工および維持管理・運営を一括委託する「DBO方式」。構成企業は、建築工事業で780点以上、清掃施設工事業で1000点以上の総合評定値などの参加資格が必要となる。
 建築物の設計・建設を行う企業には▽一級建築士事務所の登録事業者▽02年12月以降に稼働した地方公共団体の一般廃棄物処理施設で、全連続燃焼式または准連続燃焼式焼却施設の建築物の建設工事実績(設計含む)―などの要件も求める。
 プラント設備の設計・建設を担う企業は、02年12月以降に稼働した一般廃棄物処理施設で、全連続燃焼式または准連続燃焼式焼却施設(ストーカ方式または流動床方式、35トン/日以上)のプラント設備に関する建設工事の実績(設計含む)も必要となる。
 施設運営企業には、プラント設備の施工実績要件に挙げられた対象施設で、複数年以上の運転管理業務の実績などが求められる。
 プロポーザルの手続きは今後、16〜17日に現地説明を開催。11月5日まで応募資格確認申請書を受け付ける。来年1月27日に提案書の提出を締め切り、同3月下旬にヒアリング・審査を行い、優先交渉権者を決定する。提案限度額は設計・建設業務が40億円、運営業務(各年度平均)が2億1671万8000円に設定されている。
 ごみ焼却施設は、22年度末の石川北部RDFセンター(志賀町)の廃止に伴い、輪島・穴水地域RDFセンター(輪島市門前町原)の隣接用地約2680平方メートルに整備される。1日当たりの処理能力は35トンで、年間処理量は9800トン。炉型式はストーカまたは流動床方式となる。
 22年12月末の完成を予定する。運営期間は23年1月1日から42年12月31日までの20年間。

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