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日刊建設工業新聞
2019/10/08

【鳥取】国道482号(若桜町つく米〜茗荷谷)/つく米バイパス11月24日供用開始

 スキーシーズンを前に、若桜町舂米〜茗荷谷を結ぶ「国道482号舂米バイパス」(1350b)が11月24日、供用する見通しになった。バイパスは急勾配と急カーブが連続する現道を南側に迂回。12年度に完成した茗荷谷・渕見バイパス(2680b)と連動して冬期間の交通の難所が一気に解消される。
 県が11年度に事業着手した舂米BPは、舂米集落下手から茗荷谷にかけて延長1350bを幅員6・0(8・0)bで連絡。現道南側の山岳地をトンネルで抜いて茗荷谷・渕見BPに接続する。
 主な構造物は「わかさ氷ノ山トンネル」(1244b)と「舂米川橋」(PC76b)。総事業費は44億7000万円。
 今回の供用開始を受け、同町内を走る国道482号は、国道29号タッチから氷ノ山スキー場や氷ノ山ふれあいの里がスムーズに結ばれることになり、観光ルートとして利便性が向上。また、土砂崩れなどで交通不能区間になっていた兵庫県境は今年5月、15年ぶりに通行が再開され、交流人口の拡大も期待される。
 来月24日の開通式は町立若桜学園さくらホールで挙行。式典終了後、テープカットやくす玉割が行われる。
 主な施工業者は、わかさ氷ノ山トンネルの掘削を鴻池・青木あすなろ・栗山JV、照明設備をとりでん、非常用設備をシグマ電気、情報処理設備をエナテクス。舂米川橋は上部工をオリエンタル白石・八田建設JV、下部工を松田組とこおげ建設が担当した。また現在、舂米側で進められている取り合い道はさくら建設、舗装工を青谷建設が施工している。

日刊建設工業新聞